みすぷりの話 その1

どうもkuroです。
この前の『咲』はメチャおもろかったですが、池田の底なし転落っぷり以上に、咲がおしっこ我慢しているシーンがたまりませんでした。なんというか、グっと来ました。おもらしシチュエーションはいつ来るのか、ワクワクが止まりません。

『咲』と言えば「ぱんつはいてない」ですが、「はいてない」といえばこの人を忘れてはいけません。そう、『みすぷり!』のイラストも描いていただいている駒都えーじ氏です。今回は東京なら本日くらいから多分売っているはずの『みすぷり』のお話です。

みすぷり! (メガミ文庫)

みすぷり! (メガミ文庫)

よかったー、Amazon登録されてた。
まだ画像がないようなので、

こっちも貼っておきます。デカいままです。
先にも書きましたが、「はいてない」イラストと言えば駒都えーじ氏を外しては語れません。それはWikipediaで「ぱんつはいてない」を検索すると、「駒都えーじ」の項目に転送されることからも確定的にあきらかです。
今回、新作のイラストをお願いするにあたっても、当然そこは狙っていきたかった。積極的に入れていきたかった。こつえーファンだって、もちろんそれを望んでいるでしょうから。
しかし、『みすぷり!』のヒロイン(?)であるソアラは、オトコノコ疑惑を持つという特殊なヒロインです。もし彼女(?)が男の娘の場合、「ぱんつはいてない」イラストは大きな危険を伴います。だって、見えちゃうかもしれないじゃないですか、アレが。
ですから、私は挿絵などの発注の際に、そうした場面は避けました。こつえーさんの「はいてない」イラストが入らないのは残念ですが、今回の特殊事情を考えたら仕方がないことだ、と私は諦めたのです。
しかし、こつえーさんは諦めなかった! 大きな危険を伴うその茨の道をしっかりと歩んで見せました! むりくり入れて見せました! やっぱりホンモノは違います!

それではご覧ください。

はい、みなさんご一緒に、

ぱんつはいてない

この分野のパイオニアであり、大家でありながら、いまだ求道を忘れない気高き精神には頭が下がります。
こつえーファンの皆様、今回も「はいてない」イラストはしっかと存在することをここに証明いたしました! どうぞ安心して『みすぷり!』お手に取りください。

よろしくお願いします。

■気になったニュース
●真・女神転生 STRANGE JOURNEYキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!!!
すごい、このご時世に萌え臭のまったくしないこんなゲームを出してくるなんて。主人公が超絶イカス。

7月末刊です。

どうもkuroです。
iPhone写真があまりに酷すぎたのであらためて表紙画像を。画像がデカすぎですが、どうやって大きさ変えるのか分かりません。私、本当にこういうの素人なんですよ。ウチのモニターだと原寸以上だけど、表紙だし、まあいいか。目立つことはいいことだ。

どうですか!これならヒロイン、ソアラのクオリティが分かっていただけるでしょう。さすがこつえーさん。

こっちも出しておきます。

こちらもさすがNiθさん。ドロシーのお尻なでなでしたい。

今日はこの7月末刊行の2冊の簡単な紹介をさせてください。初めて告知サイトっぽいコトするなぁ。
『みすぷり!』
昨年募集したメガミノベル大賞から金賞+駒都えーじ賞を受賞した『ミスリード・プリンセス(原題)』がいよいよ刊行されます。お話は『ケンカ上等の高校生・夏河元譲。彼のクラスにやってきた留学生ソアラは、金髪碧眼の美少女で、さる国の王女様で、小学校の幼なじみで、そのうえ元譲にラブラブだった! しかもお騒がせプリンセス・ソアラの周りには、ある陰謀の影が……』と言った感じ。ものすごく簡単にお伝えすると、ラブってコメってお姫様を助けるお話です。分かりやすいでしょう、王道ですよ王道! ただ、そのお姫様にオトコノコ疑惑があるだけ。たったそれだけのささいな問題です、気にしない気にしない。

クイーンズゲイト』はいよいよ最終巻。
異世界を巡り、ようやく帰還したアリスとドロシー。しかし元の世界では因縁のライバル・フェイがイルキヌフ教団の女王として君臨していました。2000年を費やしたフェイの計画は、帰還したアリスを抹殺すること。避けられない対決が始まります……。こっちは最終巻だけに最初っから最後までバトルバトルのクライマックスです! ラーマやレオニダスといった歴史上の人物たちによる最終決戦をお見逃がしなく。もちろん触手プレイや泥レスキャットファイト、果ては出産プレイなど、あいかわらずの特殊な嗜好もカバーしております。ちょっとマニアック過ぎて、しかもオヤジ趣味な気もしますが、気にしない気にしない。

前回も書きましたが、ともに7月30日頃には書店さんに並んでいます。東京近辺の早いところでは28日には並ぶはずです。


まだ2冊ともAmazon登録がされていないので、とりあえず『クイーンズゲイト』既刊の2冊を置いておきますね。未読の方はこちらもぜひによろしく。

クイーンズゲイト〈2〉時を超える者 (メガミ文庫)

クイーンズゲイト〈2〉時を超える者 (メガミ文庫)

できた〜!

どうもkuroです。

打ち合わせから帰ってきたら、7月末刊の『みすぷり!』見本誌が上がってました〜。スゲー、あのタイミングでも間に合うんだ〜(不穏当な発言)。

写真がヒドイのは仕様です。これでも3枚撮り直してます。さすが私自慢のiPhone(もちろんSではない)、尋常じゃないカメラ性能だぜ。
写真はヒドイですが、こつえーさんのイラストは凄まじいクオリティなのでご安心ください。
発売日は7月30日ぐらいで、早いところでは28日頃には店頭に並びます。まだAmazonには登録されてないみたいです。悲しい。内容とかについては明日以降に詳しくお知らせしていきます。ぜひよろしく〜。

SOWさん、こつえーさん、明日出しで見本誌送りますね(業務連絡)。

チロルの話 その3

どうもkuroです。
好きな、と言うか尊敬するエロ漫画雑誌は『LO』です。タカミチさんのイラストとカバーデザインの素晴らしさとか、児ポ法に真っ向から立ち向かう内容のアナーキーさとか、あまりにもガチな編集部のストロングスタイルとか、尊敬すべき点はいろいろありますが、何よりも『YES!ロリータ NO!タッチ』に代表する雑誌のコンセプトこそ素晴らしいと思います。
「私はロリコンです
こども大好きです だから手は出さない」
「僕達(ロリコン)は、人間だ」
「マナー守って楽しいロリータ」
……想いは犯罪ではない。その想いをもって、他者に迷惑をかけたら犯罪なのです。その節度は、情報を受け取る個人の経験・資質によるものではないのでしょうか? 果たして提供される情報は罪なのでしょうか? 情報の峻別・検閲をすることは、表現・思想の自由を侵害しないのでしょうか?
これらの問題は私たちメガミマガジンも、まったくもって他人事ではありません。何かオタク的問題があれば、真っ先に槍玉に上がるのがウチの雑誌ですから。編集部はメガミマガジン読者を信じています。だから誌面で訴えることはしていません。ですが、思いはLO編集部に近いと思います。
二次元美少女おおいにけっこう。私たちはその魅力を読者の皆さんに伝えることになんの躊躇もありません、努力も惜しみません。お互い、細大漏らさず萌えの極地を楽しもうではありませんか。
そして読者の皆さんももちろん編集部も、ただひたすらに紳士でありましょう! それだけが私たちの義務なのです。




あ、ちなみに私はロリコンではありませんよ。

さて、『チロル』の話です。

『チロル』の漫画化の話は、新書館のHさんと言う女性の編集者さんから直で電話をいただきました。私は当初、困惑しました。
H「『ミラクルチロル』を当社の新しい漫画誌で連載したいと思ってます」
私「大変けっこうな話なのですが……。あの、確認ですが『新書館』さんですよね、『ウイングス』の? お電話はメガミマガジン編集部宛で間違いないですか?」
前々回にも書きましたが、『ウイングス』と『メガミ文庫』ではあまりにも違う世界と思っていた、というか私の中では同一世界になかったので、何か間違っているのでは、と思ったのも無理からぬモノだったのです。
H「はい」
どうやら正しいようです。相手は『コアマガジン』さんや『茜新社』さんではありませんし、『コバルト編集部』や『もえぎ文庫』に間違えてかけたわけでもないようです。
私「……素朴な疑問なのですが、どうやってウチの本、知ったのですか?」
私は少女漫画の女性編集者が、メガミ文庫を手に取るシチュエーションを想像できませんでした。
H「表紙を見て、可愛いなぁと思いまして購入させていただきました」
なるほど、それならよく分かる。メガミ文庫はともかく、三月さんの絵は極めて女性受けがいいので十二分に理解できる話です。だいぶ困惑も解けました。
H「読んでみたらたいへん面白くいい話と思い、編集会議にかけてこうしてお電話差し上げました」
ありがたいお話です。会社で自分の仕事を褒められたことなんて皆無と言っていいので、よそ様からそんなこと言っていただけると思わず涙腺がゆるむくらいの感動でした。
私はもちろん反対する余地がありません。漫画化してもらえれば、ただで宣伝してもらうようなもんです。小説という媒体よりも、漫画という媒体でしかも連載となれば、人目に触れる量は激増すると言っていいでしょう。喜んだ私はこんなことを言いました。
私「嬉しいですね。早速、木村さんたちと会社に打診します。実現したらお互いの媒体で宣伝しあいましょうね」
H「……それはちょっと……」
私「あっ……」


想像してみてください。
メガミマガジン』に載っている少女漫画の広告。
『少女漫画誌』に載っているメガミマガジンの広告。


……ここまでマイナス効果しか発生しない広告も珍しい。
私はあらためて世界の違いを感じたのでした。


続く。

■気になったニュース
●わーい鷲巣さま抱き枕できたよー\(^o^)/
欲しい。

チロルの話 その2

どうもkuroです。
好きな少女漫画は有吉京子先生の『SWAN』です。

前回更新分を読み直したら、自分がまるで少女漫画に偏見があるかのように見えたので、ここで注釈入れておきます。
私は少女漫画が大好きです。学生時代、『LaLa』と『花ゆめ』は毎月読んでましたし、吉田秋生先生の『バナナフィッシュ』は自分の好きな漫画ベストテンには確実に入ります。高河ゆん先生の『アーシアン』をすべて初版本で持っているのは自慢ですし、少女漫画カテゴリだけで単行本1000冊以上持ってます。だいぶ疎くはなりましたが、今でも普通の人よりは少女漫画に詳しいと思います。最近のお気に入りは『ちはやふる』。
『SWAN』は一番最初に読んだ少女漫画なので、特に印象が強いです。初めて読んだとき、その絵のあまりの美しさに呆然となりました。『バナナフィッシュ』や川原泉先生の『銀のロマンチック…わはは』とかの方が漫画としては好きではありますが、『少女漫画』とカテゴリをうつならやはり『SWAN』がいまだに一番ですね。ちなみに30年以上前(!)の漫画です。自分でも調べて驚いた。そんな昔だったのか〜。

さて、『チロル』です。

『チロル』の物語は女の子の語りで進む一人称小説です。これはまさしく少女漫画の形式ですね。『夏目友人張』のような特殊なもの以外、おおよそ少女漫画はこの形式で描かれます。これは読者層が女性だからです。当たり前の事ですが、これはとても大切。
一般的に、主人公=ヒロインでしかも一人称の図式は、ラノベ的、特にラブストーリー系ではあまりオイシイやり方ではありません。これはラノベの主たる想定読者層が男性であるためです。
一人称の主人公は読者の分身です。これが女性ですと男性目線で読むときにどうしても感性の齟齬が生まれます。それは読み手に微妙なストレスを与えることが多いです。むしろ読んでも祖語を感じないと言うことは、リアルな女性の目線で書くことに成功していないと言えるでしょう。ケータイ小説を例に考えれば分かると思います。あれの主人公はおおよそ女性で、読者も女性で、当然女性的な感覚に特化して書かれている。男が読んでなかなか共感できないのは、私は当たり前のことだと思っています。そういう風に書かれているのですから。
また、百合モノならともかく、普通の男女のカップルなら恋をしていく相手が当然男になります。これは上手く書かないとけっこうなハードルになり得ます。それはアッー!な世界ですから。男はあまり男に恋したくないでしょう? 男なら可愛い女の子に恋をしていく方が、感情的に分かりやすいですよね。
そして、ヒロイン=主人公の可愛さを、主観的に描くのが難しいということもあります。もし主人公が自分の事を可愛いと言ったら、言った時点で傲慢でいやな女になりますが、男主人公がヒロインを「美少女」と言えば美少女であることはよく分かりますよね。

簡単に言えば、ラノベは多少スケベな男の視点で見た方が、すんなり読みやすいし、感情移入もしやすいし、ヒロインの女の子を可愛く書くのも簡単なのです。女性視点の一人称はラノベという男性市場では、自らハードルを上げる行為なわけです。

そこをあえて『チロル』は女性視点で書いている。
なぜそれでOKしたかと言えば、木村さんならそれでも可愛い女性像を描けるだろう、という信頼からです。過去の著作(『ぺとぺとさん』が分かりやすいかな?)から、女性一人称でリアルな女の子を描くのがやけに上手く、それなのにちゃんと萌えもプラスして書かれている、と言う印象があったからです。
「リアル」と「萌え」はそもそも相反する要素ですから、その時点で貴重な才ですね。

果たして原稿が上がってみると、つぼみは予想通り可愛い女の子に仕上がってくれました。読んだ人が、女性なら分身として、男性なら後ろから応援したくなる女の子として描かれている。これはラノベの女の子一人称としては、かなり強力な成功例ではないかと考えます。
好きな人の昔の恋人の陰を知りつつも、一途に恋して、一生懸命に戦える。そんなつぼみの可愛さは十分保証できます。ぜひ皆さんにも、つぼみを応援していただきたいものです。


……と、最近文章がくだけすぎなので今回はちょっと真面目に書いたのですが、……書いててつまんねー! やっぱりつまんねー! 向いてないことがよく分かりました。


次はくだけたのを書きます。

■気になったニュース
●神仏を萌えキャラ化した「萌え看板」で若い男性参拝者が増加…了法寺
こういうニュースがあるうちは、日本は平和だと思う。

チロルの話 その1

どうもkuroです。
好きなスイーツは……あんまり甘い物は食べないんですが、強いていえばマシュマロです。ふにふにした食感が好き。年に2〜3回、急に食べたくなるのですが、コンビニとかだと手に入らないことがけっこうあって(´・ω・`)ショボーンとなります。そういうとき、ぜんぜん関係ない「たけのこの里」で代用し、なおかつ満足してしまう私はやっぱりあまりスイーツに関心がないのでしょう。

そういえばメガミ文庫で出してくれている作家さんの中で、えらくスイーツ好きな人がいます。「甘い物がないと生きていけない」と断言するほどです。
そんな彼が書いてくださったのが、

この『ミラクルチロル』です。木村航さん、趣味出てるよなー。

さて、おめでたい話なのですが、この『ミラクルチロル44キロ』が今度漫画になることになりました。やったー、コミカライズだ!
ただし掲載誌はメガミマガジンでではありません。こちらです。

カグヤ
……チーム男子って?


はい、ウイングス以来、由緒正しい少女漫画の老舗・新書館さんの新しい漫画誌『カグヤ』での連載です。

ここで確認しておきましょう。
メガミ文庫』は『メガミマガジン』の派生部門です。『メガミマガジン』とは由緒正しい二次元美少女好き好き男子のための孤高の雑誌です。日夜、紙とjpgの女の子を相手に男汁をたぎらせる選ばれた戦士のための冒険の書です。今後、児ポ法が強化されたときに『LO』の次にその去就が危ういと言われている、紳士たちの秘密のガイドブックです。
コンセプトは「いかがわしくあれ」。


そんな『メガミマガジン』派生の『メガミ文庫』作品が、少女漫画でコミカライズ?

最初聞いたときには我が耳を疑いました。それが現実だと分かったときに、私はこう思いました。

“どこで道を間違ったんだろう”

作家である木村さんも、イラストの三月さんもこの話を聞いて大喜びです。私だけがちょっとアンニュイ。作品が他者に評価されたのは素直に喜ぶべきなのですが、メガミマガジン編集者の一人として心がちょっぴり風邪気味です。

しかし、漫画版のつぼみのキャラデザがあがった時こう思ったのです。

(漫画担当/伊東フミちゃんの絵)

これはこれで。


続きます。

■気になったニュース
●アイドルマスターDSのアイドル候補生3人のうち1人が男って誰が得すんだよ
●キミの車が『ぴこ』一色に! ユーザーカーの”ぴこ痛車”化企画開催中!
二次元では男女雇用機会均等法が浸透しすぎている。

校了中なので。

どうもkuroです。
今日は時間が極端にないので一発ネタでお茶濁す。


読んだ人で、さらに少数だけ分かるネタバレ。
クイーンズゲイト』のイルキヌフ&アルキヌフ、ローマ字に直してちょっとアナグラムしてください。
まあ、初めっからバレバレですが。