最強戦見てきましたー。

どうもkuroです。
前回書いたとおり、最強戦見てきました。
勝戦、すごかった!福田聡プロと雀鬼会の金村さんが鎬を削る好勝負展開して、メチャ興奮しましたよ。
東場、4万点を超える大きなリードを奪った福田プロを、南場3連続和了で猛追撃しラス前に何と300点捲った金村さん。そしてオーラス、モチモチの中を巡ってまさかの展開!まさに漫画バリの激闘、本当に見応えありました!多分DVDになるはずなので、買うと思います。
あと桜井章一さんが格好良すぎて濡れた。思っていたよりずっと体格のいい方で、超シブい。でも意外に「孫」第一主義の好々爺だったのが微笑ましくって。

あ、森橋さんは毒にも薬にもネタにもならない順位で予選落ちしました。

ナナヲ・チートイツ (メガミ文庫)

ナナヲ・チートイツ (メガミ文庫)

■気になったニュース
●新ジャンル 「女体流しそうめん」
今日も日本は平和だなぁ。

ななちーの話 その5

どうもkuroです。
前に別の作家さんに『ナナヲ・チートイツ』の森橋ビンゴさんの話をしていたとき、「森橋さんは作品よりも人生の方が面白そうですね」と言われたことがあります。
否定できませんでした。
今回は『ななちー』の話、というか森橋さんの話です。

ナナヲ・チートイツ (メガミ文庫)

ナナヲ・チートイツ (メガミ文庫)

彼は『ナナヲ・チートイツ』を書いた後、じつは『近代麻雀』に見込まれて麻雀漫画の原作を書いてたりします。
サラッと書きましたが、これについてもかなり笑える経緯があり、じつは結構な分量(3回分)の原稿を書いていました。ですが、ミスってテキストを消してしまった……orz。ちょうど忙しい時期だったのと、気力が萎えたのと、時期を外したのでそのままお蔵入り(もはや脳内にしかないですが)にしました。気が向いたら書き直します。


さて。上記を踏まえまして、休みの日に森橋さんからケータイに電話がありました。まあ、作家さんは自由業で土日あんまり関係ないですが、森橋さんにしては珍しい行動です。新作の原稿で何かあったのかな?と思って電話に出ました。
私「もしもし?」
森「ああ、kuroさん、最強戦って知ってます?」
私「藪から棒に何ですか? 麻雀の最強戦のことなら、まあ知ってますけど……」
最強戦は『近代麻雀』主催の多分日本で一番大きな麻雀大会です。まあ、麻雀の国体みたいなもんでしょうか。オープン戦なので私たち素人でも勝ち抜けば参加できます。といっても、過酷な予選があるので出場する難しさも国体並みだと思います。
森「あれに出ることになったんですよ」
私「へー、スゴイですね。まだ原作書き始めたばかりなのに、よくゲスト枠貰えましたね?」
最強戦にはゲストとして有名プロや作家さんが出場することがあります。
森「いや、予選勝ち抜いちゃったんですよ」
私「……は?」
森「たまたまバカヅキして連続トップとって、勝ち抜いちゃいました!」
とても嬉しそうです。上記しましたが、参加するのには、国体並みの難しさがある大会です。そりゃあ嬉しいでしょうが……。
私「……森橋さん、前から思っていたんですが」
森「はい?」
私「あんた、運の使い方間違えすぎだ」


……と言うことで、10月4日(日)に森橋さんが麻雀最強戦に出場します。皆さんもぜひ応援してあげてください。私は両国に応援に行ってきます。小島プロや桜井章一さんを生で見たいので、いい機会です。


私「まあ、とりあえずおめでとうございます。竹(竹書房近代麻雀』の版元さん)の担当さんも驚いたでしょう?」
森「いや、まだ伝えてないんですけどね」
私「……え? なんで?」
森「両国(国技館。決勝の会場)で会って驚かそうかなぁ、と思って」
私「そこは連絡しとけよ」


麻雀の強さに箔のついた森橋さんの『ナナヲ・チートイツ』、ぜひよろしく!(ムリヤリ)

ナナヲ・チートイツ (メガミ文庫)

ナナヲ・チートイツ (メガミ文庫)

■気になったニュース
●ゆの「お前がそう思うんならそうなんだろう、お前ん中ではな」(ひだまりファイト)を元ネタ作者の日本橋ヨヲコ先生が描き下ろし
日本橋先生、相変わらずかっけえ。

メガミノベル大賞の話 その2

どうもkuroです。
早いところでは今日くらいからメガミ文庫9月末刊が並んでいます。

ゴほうし! (メガミ文庫)

ゴほうし! (メガミ文庫)

パラダイスロスト (メガミ文庫)

パラダイスロスト (メガミ文庫)

天使はいつも忙しい (メガミ文庫 39)

天使はいつも忙しい (メガミ文庫 39)

マジカルパンプキン44キロ (メガミ文庫)

マジカルパンプキン44キロ (メガミ文庫)

この4冊ですね。
おーAmazonさんの販売はすべて完売状態(9月28日深夜現在)だ。スゴイ売れているのか、入荷数が少ないからか? いいんだ、分かってる。後者であることは……orz。


さて。このうち、『パラダイスロスト』と『ゴほうし!』は昨年応募しました第1回メガミノベル大賞の各賞受賞者の作品です。すでに7月には金賞+こつえー賞を受賞しました『みすぷり!』が先行で発売されております。

みすぷり! (メガミ文庫)

みすぷり! (メガミ文庫)

あらためてこの三作を並べてみますと、絵師がスンゲーなーと思います。
だって、こつえーさんでしょ、

みさくらさんでしょ、

それに緒方さんですよ。

どなたもこっちの世界にちょっとでも首を突っ込んでいるなら、まず知っている方々ですもんね。実際この三人の絵が並ぶ機会って、そうそうないレベルですよ。
で、もったいないのでポスター作りました。

こんなん。うーん、あらためて贅沢だなあ。

これらのポスターは全国のアニメイトさんと、秋葉原の一部書店さん、専門店さんに貼っていただいています。もし、出かけた先でポスターを見かける機会がありましたら「メガミ文庫」を思い出してください。多分近場に新刊と『みすぷり!』があるはずです。お手に取っていただいて、パラパラでも眺めていただければ嬉しいです。それで、もしお気に召して懐にちょっとだけ余裕がございましたら、レジまでお持ちいただきましたら幸せです。

このポスターは書店様用ですから、プレゼントとかではありません。
が、編集部に1枚だけまだあるんだよなぁ(写真のヤツです。ので、ちょっとよれてたりします)。……こういうのって需要あるのかなあ? うーん……、もし「欲しい!」という方がいらっしゃいましたら、コメント欄にコメントいただいていいでしょうか。なんか手段を考えます。
つーか、一回でいいからコメントっていただいてみたいんですよね。まだ一度もいただいたことなくって。まあ、こんな弩マイナーなブログですから、当たり前なのかもしれませんが……。ない場合、コメントというのは都市伝説であると結論することにします。


最後にとりあえず発売日なので、皆さん、メガミ文庫9月末刊をくれぐれもよろしくお願いいたします!


■気になったニュース
●『娘TYPE vs メガミマガジン』3回戦 メガミマガジンの攻撃
メガミマガジン本誌は今日発売です!今月は勝ったかな?(一覧やデジカメで撮ったのは引用や紹介の側面がありますので、会社としてはともかく個人としてはなんも言う気はないです。むしろ見て気に入ってくれた方が買ってくだされば、それに越したことないので、ありがたいくらいだと思ってます。ただ、ピンナップのスキャンUPとかはマジ勘弁。メガミマガジンがなくなっちゃう(泣))

ゴほうしの話 その2

どうもkuroです。
本日は『ゴほうし!』の著者・あだ村さんの紹介をしましょう。
あだ村さんは、まだかなりお若い方です。具体的に把握されても問題ないと思いますが、一応ぼやかして言うと私より一回り以上若いです。そんな将来ある若者がどうしてこんなアホな作品を書いたのでしょうか?

ゴほうし! (メガミ文庫)

ゴほうし! (メガミ文庫)


先日、機会があってちょっとあだ村さんにインタビューしてみました。以下抜粋です。

−−小説を書くようになったきっかけはなんですか?
「昔から小説は良く読む方だったんです。ライトノベルだと『スレイヤーズ』とかを読んでました。ファンタジー世界が好きで、その中でも『ドラゴンランス』シリーズっていう海外のファンタジー小説が大好きだったんです。高校生くらいから、ああいうハイファンタジーの世界に憧れていたんですよ。自分もいつかああいうカッコイイ世界を創って、感動させたいなって思ってたんです」
−−意外に真面目な文学少年だったんですね。
「照れますね(笑)。だから小説家になりたくてそっち方面の専門学校に入って、緻密な設定のハイファンタジーの作品を、がんばって書いていたんです」
−−へー。でも、それがなぜ『ゴほうし!』みたいなギャグエロ下ネタ系の作品を書くようになったんですか?
「そのファンタジー系の作品は、誰に見せても『面白くない』って言われて……」
−−そ、そうですか……。それで……。
「いや、それが原因でファンタジーやめた訳じゃないんです」
−−?では、なぜ?
「そういう専門学校って、やっぱりオタク系の人が集まるんですよ。同じようなオタク趣味のヤツが異常に多い特殊な環境なんです。だから今まで声を大にして言ったことのなかった『ネギま!』とか『ドクロちゃん』を好き!と言っても誰もヘンな目で見ない。むしろそれが当たり前の環境なんです」
−−ま、まあそうなんでしょうね。
「で、気が付いちゃったんですよ! 自分がハイファンタジーを書きたいって言っていたのは、じつは自分に対するウソだったんだって。格好つけてただけなんだって!」
−−な、なるほど。
「自分が本当に好きなのは、萌えとギャグとエロなんだって。だから開き直ってギャグ作品書いたらみんな面白いって褒めてくれた。それで、もういいやって開き直って、それ以降エロとギャグばっかりですよ。今では『変態』は褒め言葉ですね」
−−そ、そうですか。(そういうのは道を踏み外したというのでは……)
「その行き着いたところにこの『ゴほうし!』があるわけです。でもこれは正直作品にならないと思ってました。どっかで止められて日の目は見ない作品のはずなんです。変態をかなりこじらせてますからね。今でも信じられないですよ。ラッキーです。奇跡だと思います」
−−……確かにちょっとこじらせた感じはしますね。
「ラッキーなのはイラストもそうです。みさくら先生が描いてくれるってだけでもラッキーなのにイラストを見て、本当にびっくりしました。何がびっくりって、ぼくの中では『きの子』も他の女性キャラもまったく、萌えキャラじゃなかったのに、こんな可愛くなっちゃうんですもん」
−−……良かったですね。(萌えキャラじゃなかったのかよ!)
「感動でしたね〜。特にこのピンナップ、めっちゃエロいじゃないですか!見た瞬間、『ゴほうし!』書いて良かったなーって思いました」
−−ほんと、良かったですね。(ダメだこいつ、はやく何とかしないと……)


いかがでしたでしょう? ドキュメントあだ村むだらの壊れるまで『ゴほうし!』誕生秘話でした。
あだ村先生のとってもユニークでちょっぴりエッチな『ゴほうし!』にご期待ください!

パラダイスロスト (メガミ文庫)

パラダイスロスト (メガミ文庫)

マジカルパンプキン44キロ (メガミ文庫)

マジカルパンプキン44キロ (メガミ文庫)

天使はいつも忙しい (メガミ文庫 39)

天使はいつも忙しい (メガミ文庫 39)

■気になったニュース
●「北斗の拳無双」か? コーエーのHPに謎のサイト出現、北斗七星やユリアらしきものが登場
どのハードで出るんだろう。思わずハードごと買ってしまいそうだ……。

ゴほうしの話 その1

どうもkuroです。
去年の年末の話です。その頃、第1回メガミノベル大賞の応募作品の選考時期で、私も年末年始の本来休んでいる時期にイヤと言うほど応募作を読んでいました。私はこういう素人の方の作品の読み込みは初めてだったんですが、正直しんどい。マジでしんどい。当然ですが、商業に流通している作品よりも完成度は低いモノが多いですし、正直な話、半分くらいは日本語に不自由だったりもします。そんな作品250以上を前にして、憂鬱なため息を吐いたりしていました。
そんな中、バカみたいに楽しんで読めた作品が2つありました。
一つは『成金』という作品です。メガミノベル大賞、編集部特別賞受賞作。
これはプロレスに青春をかけた少年のスポ根モノでした。実直かつ木訥な主人公、立ちはだかる魅力的なライバルたち、主人公に大きな影響を残した父親の過去、彼を見守るプロレス界のカリスマ、特訓、迫力あるバウト、すべてが高水準でとても面白い作品でした。
ただし、女の子がいねえ! いや、いないことはないんですけど、明らかに添え物扱い。「メガミ文庫」としてそれはどうなんだと言う理由で、大賞を断念せざるを得ませんでした。その結果、急遽特別賞を作ったくらいです。


もう一つとても楽しめた作品が、今回お話しする『ゴほうし!』です。

ゴほうし! (メガミ文庫)

ゴほうし! (メガミ文庫)


メガミノベル大賞属性賞「菌」賞受賞作。
これは『成金』とはまったく別の意味で面白かった。『成金』はその完成度は高かったけど、ベクトルが私たちの求めたモノとまったく違う作品でした。逆に『ゴほうし!』はむしろベクトルはいい方向向いていました。女の子の数こそ少ないですが萌えキャラっぽいですし、ストーリーも明るく楽しくハートフル、ギャグはかなり面白いレベルと思える。うん、やっぱり方向性は間違っていない。
ただちょっと一部分が突き抜け過ぎていただけです。

初めて著者のあだ村さんにあったとき、こう言いました。
私「これはとても面白い作品と思うのですが、ちょっと問題があるんですよ」
あ「やっぱりちょっと萌え分が足りませんか? キャラ増やした方がいいですかね?」
私「いや、そういう問題じゃないんです。描写的な問題でして……」
あ「あ、ちょっとエロ過ぎましたか?」
私「まあ、そっち方向の問題ではあるんですが……」
あ「エロ分はあった方がいいかなぁと思ったんですが……」
私「いや、あなたの表現はそんなにエロいとは考えていません」
あ「え? じゃあ何が?」
私「正直に言いまして、これは萌えでもエロでもないんです」
あ「はあ?」
私「下品なんです
あ「……下品ですか」
私「……下品です」

そう、『ゴほうし!』の突き抜けた部分とは下ネタに代表される下品さでした。だって基本的に「幼女」が「全裸」で「キノコ」から「白濁液」ですからね。こういうのは堂々とやりすぎるともちろん萌えませんし、エロさも突き抜けてただ下品になります。それが作品の構成要素の約半分を占めておりました。


でも面白いんだなあー、これが。下ネタというのは非常に根源的な笑いでして、う○こち○こ系のギャグは幼稚園児でも笑えるし、60過ぎたお祖父ちゃんでも笑えます。だから『ゴほうし!』はとっても分かりやすい作品です。さらっと読んで、ゲラゲラ笑って、スッキリ忘れることのできる、本当の意味で娯楽的なライトノベルです。私はそういう用途で楽しめる作品が大好きです。古くは『スレイヤーズ』のような、最近では『ドクロちゃん』や『ベントー』や『バカテス』のような、ただ笑えて、ひたすら笑えて、それだけで十分な作品。
『ゴほうし!』が果たしてそれらの作品と並ぶモノなのか? それは読んだ皆様の判断なさることです。ただ、私は並ぶと信じ皆様の前に出します。
店頭で見つけたら、お手にとってチラッと読んで貰えれば幸いです。そして、クスッと笑ってもらったらラッキーです。もし気に入ってレジに持っていってもいいな、と思ってくださるならそれに勝る僥倖はありません。

メガミ文庫9月末刊は、早いところでは9月29日には店頭に並びます。くれぐれもよろしくお願いいたします。

パラダイスロスト (メガミ文庫)

パラダイスロスト (メガミ文庫)

マジカルパンプキン44キロ (メガミ文庫)

マジカルパンプキン44キロ (メガミ文庫)

天使はいつも忙しい (メガミ文庫 39)

天使はいつも忙しい (メガミ文庫 39)


■気になったニュース
●のび太「もうあれから13年か・・・長かったなぁ」
(前作)●のび太「僕?最近カーセックスにはまってるよ!」
面白いし天才なのは認めるが、とりあえず天国の藤子先生に謝れ。

マジパンの話 その2

どうもkuroです。今回も『マジパン』の話を。

マジカルパンプキン44キロ (メガミ文庫)

マジカルパンプキン44キロ (メガミ文庫)


『マジカルパンプキン44キロ』は単体で完結しており、これだけ読んでも十分に楽しめるお話にしてあります。でも世界観を同じくする『ミラクルチロル44キロ』を読んでいただければさらに楽しめると思います。
ということで漫画を読んで予習しませんか。『ミラクルチロル44キロ』漫画版第1話が載っている新雑誌「カグヤ」、本日発売です! 
KAGUYA ( カグヤ ) 2009年 10月号 [雑誌]

KAGUYA ( カグヤ ) 2009年 10月号 [雑誌]

さて。「カグヤ」はウチ(学研)の本ではなく、新書館さんという少女漫画の老舗出版社さんがコミカライズしてくださいました。(その顛末はここら辺をご覧頂けると分かります)
その漫画版の担当者であるHさんは、物静かで知的な雰囲気をまとった美人さんでした。どっかで武術の修行でもしてきたのかというほど見事なまでに落ち着いた方で、こちらがどんなバカなことを言っても絶えず小さく微笑んでくれます。何よりも挙措が上品。森の深奥にある波ひとつない穏やかな湖面を思わせるほど、極めて穏やかな方なのです。
私がそんなHさんのハイテンションな姿を見たのは、わずか二度だけ。


1度目は、デザインラフの打ち合わせをしていた時でした。
『チロル』に「ミノウエさん」というキャラがいます。こんなやつです。

『チロル』ではかなり活躍するキャラで、本来ヒーローである田丸くんよりもはるかにつぼみを助けてくれるナイトのようなお兄ちゃんキャラです。彼は『マジパン』でも主要メンバーとして登場します。今回の物語の黒幕と言っていいレベル。
このミノウエさん、漫画担当の伊東さんのデザインではメッチャいい男にされていました。こんな感じで。

まあ原作でも三月さんの趣味でかっこいいキャラになっているのですが、じつは外見的には「怪しい関西弁を使ういかがわしいサブカル兄ちゃん」と本文にあるようにかっこいいというよりは怪しいはずなのです。ですので、打ち合わせの時に、
「ミノウエさんはもっと汚いなりで、三枚目にしてもいいんじゃないですか?」
と軽い気持ちで提案してみました。
その時です! 今の今まで小さく微笑んでいたHさんが、真顔になってしゃべり始めました。
「kuroさんそれはダメですあり得ません少女漫画の世界で美男子は必須なんですミノウエさんは物語を引張っていく狂言まわしとしても重要な存在ですほとんど喋らない田丸くんを静の美男子とするならば動の美男子ミノウエさんみたいな派手目の美男子がいるといないとでは大きく違うのです二人を並べたときの対比で少女たちはどちらかに恋ができるのですそんな彼が怪しい外見ではいけません漫画担当の伊東さんもミノウエさんがお気に入りで彼のイラストを描くとテンションが上がって作品にも大きな影響が出ると思われますミノウエさんはやはり美男子でなければならないのです」
(※かなり脚色が入っています)

今までとはまったく違うテンション、そして迫力。とはいえ私も編集者です。作品に対してよかれと思えば声を大にして反論するのが仕事です。だから私はこう言いました。




「ごめんなさい」


あ、2度目のハイテンションはお酒飲んだときでした。お酒って怖いですよね。


■気になったニュース
●iPhoneに米国版ラブプラスが登場!
この分野だけは今後100年日本は負けそうにないな。

マジパンの話 その1

どうもkuroです。
「マジパン」というのは『マジカルパンプキン44キロ』の制作段階におけるコードネームです。まあ、実際にはそんな大げさなモノでなく、タイトルが長かったのでいつしか木村さんが短くして使い始めただけなのですが。私、初めて「マジパン」という言葉を木村さんのメールで見たとき、何のことか意味が分からず、木村さんに「『マジパン』って本気ぱんつと言うことですか? 作中どっかで使うんですか?」と素で聞いてしまいました。
ということで今回は『本気ぱんつ』の話です。

マジカルパンプキン44キロ (メガミ文庫)

マジカルパンプキン44キロ (メガミ文庫)


表紙のこの娘は芽々吹千草(めめぶき・ちぐさ)ちゃん。10才にして155センチ、50キロ。ちなみに10才女子の平均身長は140センチ前後です。このまま育てばスーパーモデルになれそうなくらい身長の高い女の子。しかし他の女の子が羨むようなスタイルも、まだこの年では「他の子と違う」というコンプレックスになってしまいます。おかげでおどおどいつも下を向いているような引っ込み思案の性格になってしまいました。だからこんな感じの泣き顔がデフォ。
萌え。
こんなプリちーな女の子が、一大決心をしてダイエットを始め、オバケカボチャと戦うことになります。
その顛末は本編を読んでいただくとして、ここでは彼女の外見的スペックを、前作『ミラクルチロル44キロ』ヒロイン・つぼみと比較してみましょう。ご覧ください!!

Oh……。
ちなみにつぼみちゃんは14才。バストの性能が戦力の絶対的差ではないとはいえ、あまりにも残酷な現実。でもつぼみ、私はそっちも嫌いじゃないぞ!


さて。つぼみが出てきたところで、『ミラクルチロル44キロ』の話。
以前にもお知らせしました『ミラクルチロル44キロ』のコミカライズが、いよいよ9月18日発売の新創刊雑誌「カグヤ」で始まります! もう今週末なんですねー、早いなあ。

KAGUYA ( カグヤ ) 2009年 10月号 [雑誌]

KAGUYA ( カグヤ ) 2009年 10月号 [雑誌]

漫画は伊東フミちゃん。以前紹介したとおり、つぼみはこんなビジュアルで登場します。

一粒のチロルチョコから始まる命がけの恋物語が漫画になって再始動です。是非皆さん応援してください! 男が買うにはちょっとハードル高いけど、今は通販があるから大丈夫。ウチの会社の本じゃないけど、みなさん買ってくださいねー。

あ、ウチの本も宣伝しておこう。

こちらもこの機会にぜひお願いいたします。

■気になったニュース
ドリームクラブ ちちなんちゃら(ニコニコ動画
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古いメガミ編集部員以外、なかなか知らない豆知識。
ちちくらべ」の発祥は2004年12月号(vol.55)のメガミマガジンです。『舞−HiME』の連載記事「舞姫はじめ」(この名前からしてヒドイな)内の小コラムでした。よく「サンライズ公式」という謳い文句で、出典を勘違いしている人がいますが、サンライズさんからたまたまもらった資料にバストの大きさ設定があったので、サンライズさんに確認をとって記事にしました。「ちちくらべ」という名前を考えたのは、現編集長の高尾と、担当でライターの設楽英一さん。設楽さんはメガミ文庫クイーンズゲイト』の著者としてクレジットされていたりします。
宣伝ばっかりになるけど、そもそもそれが目的のブログだし、こっちも張っておこう。

クイーンズゲイト〈2〉時を超える者 (メガミ文庫)

クイーンズゲイト〈2〉時を超える者 (メガミ文庫)

クイーンズゲイト〈3〉門を守る者 (メガミ文庫)

クイーンズゲイト〈3〉門を守る者 (メガミ文庫)