ななちーの話 その3
どうもkuroです。
好きな『ハルヒ』キャラは「消失長門」……だったんですが、ついさっき「ちゃんと8月を終わらせてくれるハルヒ」になりました。
私の嫁であるところの「消失長門」とはいつ会えるのでしょうか。
そういやななちーの話も何回続くんだろう。あまり頭使わないで書いているから、ペース配分が分かりません。でもべつにループしてないからいいですよね。
- 作者: 森橋ビンゴ,しろ
- 出版社/メーカー: 学習研究社
- 発売日: 2009/01/27
- メディア: 文庫
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『ななちー』は今読んでもハードすぎてラノベにふさわしくないお話だと思いますが、初期プロットや途中はもっとぜんぜんヒドイものでした。話がちゃんとしていないとか面白くないと言う意味ではなく、ラノベらしさがない、という意味でです。
例えば、初期プロットでヒロインの七緒は、借金を返すべく温泉宿で働いていました。べつにそれは悪いわけではありませんが、なんで温泉宿なのか多少の疑問を感じました。だから森橋さんに聞いてみました。
私「なんで温泉宿なんですか?」
森「ほら温泉芸者って、客とるようないかがわしいイメージがあるじゃないですか」
私「……森橋さん、まだ二十代ですよね? いつの時代です、ソレ」
森「七緒もソレをやってるんじゃないかなーと、読者に匂わせたくて」
私「匂わせてどーすんだ」
ラノベのヒロインは処女じゃないとダメ! とキツく言い聞かせて変えさせました。そういえば森橋さん『ラビオリ』でもニョッキの処女奪ってたなあ。
例えば、初音と言う女ヤクザのキャラクターがいるんですが、主人公はそいつに囲われている性奴隷なんですよ。ラノベではあり得ないですが、このラインは森橋さんがどうしても譲らなかった。主人公の悲劇性の演出にはこれくらいは必要だ、という主張はまあ理解できますので、私も折れました。
しかし、これだけは確認しておかなければなりません。
私「で、初音って美人でバインバインのお姉さんキャラですよね?」
森「いや、小汚いデブのおばさんにするつもりですが?」
私「今すぐ美人にしろ」
他にも、途中でさも良いことを思い付いた、という感じで森橋さんが電話してきました。
森「じつは中也(主人公の名前)の他にも初音に囲われている性奴隷の男女が3〜4人いることにするんですよ」
私「いきなりひどいなオイ。でも男女と言うことは、その中の女の子とちょっとイイ感じになるとか、その娘が悲劇にあって復讐に目覚めるとか、そういう展開にするんですね?」
森「いや、中也はその中でも虐められていて、もっとにひどい目にあうんです」
私「その設定ボツな」
というようなやり取りを経て、今のマイルドな『ななちー』になったのです。上記のようなハードな『ななちー』が読みたかった、という方には大変申し訳ないことをしました。
ですが信じています、あのときの私は正しかった、と。
まだ続きます。
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マジですか?
※7月9日の書き込みで、タイトル(「ななちーの話 その2」)位置が日付横になった理由が分かる人がいたら教えてください。できれば、どうすれば直るのかも一緒に。