ななちーの話 その2

どうもkuroです。
好きな麻雀漫画のキャラクターは『アカギ』の鷲巣です。

『ワシズ』の鷲巣も可愛いですが、それでも『アカギ』で描かれる鷲巣の萌えっぷりに比べればまだまだだと思います。もし福路キャプテンとどっちが萌えるかと言われたら、多分僅差で鷲巣に軍配が上がるでしょう。


前回の続きです。

ナナヲ・チートイツ (メガミ文庫)

ナナヲ・チートイツ (メガミ文庫)

さて、本にする為にはまず上に許可をもらわないといけません。企画書を出してその内容で進めて良いかOKをもらう必要があるわけです。具体的には作者のプロフィールや物語のプロットと簡単なキャラ表などを作り、「これなら売れますよ!」という体裁を整えて提出し、その企画書について編集長にプレゼンするわけです。作家について美辞麗句を並べ、物語を蛙鳴蝉噪して煙に巻き、キャラは嘘八百を駆使して納得させるのです。比較的得意な分野です。
ですが『ななちー』に関してはさすがに自信なし。まず麻雀小説という時点でハードルがバリ高です。だから使わせてもらいましたよ『咲』。その頃はまだアニメ化の情報もなかったですが、麻雀+αで成功している前例として極めて貴重でした。編集長に『咲』を見せて、
「こんな感じで麻雀を描けば、女の子さえカワイク書ければいけますよ!」
と説得したわけです。
この時点で私は3つ嘘をついています。第一に、プロット段階ですでに『咲』みたいに女の子たちがキャッキャウフフと楽しく麻雀、なんて話にならないことは明白でした。何せ主人公が女ヤクザの性奴隷ですからね。第二に森橋さんが「女の子をカワイク書けないんですよ」と最初っから書けない宣言。まあ、これは後で何とかすればいいので嘘にならないかも。第三に、まず私が「いける!」と思ってない。これが一番ヒドイ嘘だ。
イヤでもムリじゃん。ラノベ読者と麻雀やってる層とかぶります? 共通点がまるで見いだせないんですけど。だから後で詐欺行為をして何とかしたわけですが……。
そういう嘘たちはオブラートを何十にも巻き付けて見えなくし、何とか執筆のOKをもらいました。簡単に書きましたが、ここまででもかなり労力を費やしてます。


まだまだ続きます。

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